MRE220 は、これまで数々の賞を受賞してきたRE290 ステレオパワーアンプとMRE130 モノパワーアンプをベースに新設計された高性能モノパワーアンプです。RE290 は新しく開発されたKT120 出力管を最高度に活かすよう設計されました。KT120のためにOCTAVE が設計したパワーアンプ第2弾であるRE220 は、これまで真空管アンプでは到達不可能と考えられていたハイパフォーマンスを実現。瞬間最大出力は300W、RMS(最大出力)では220W/4Ω を誇ります。
出力の周波数特性は20Hzから70kHzに及び、S/N比は116dBを超えます。そしてスピーカーの負荷インピーダンスが2.5Ωになっても安定動作し続けます。
また、オプションでXLR入力にトランスカップリング入力を選択することが可能です。この入力に使用される高性能トランスはGNDラインからの回りこみノイズや高周波ノイズを排除します。
新世代のパワーアンプであるRE290 の洗練された新開発ドライバー段の設計を、MRE130 に移行することがこのプロジェクトの挑戦でした。MRE130 のドライバー段の設計はRE290 とは世代の差といえる違いがあり、それは、プッシュプル設計の原則を最適化する高周波の位相補償回路にあります。新設計された非常に対称度の高い出力トランスにおいてもMRE220 はプッシュプル設計におけるわずかな問題点をも解決します。
その結果がスピーカーのインピーダンスから開放された迫真の駆動力と色付けの無い再生能力です。
完璧に最適化されたプッシュプル設計自体は、これまでのOCTAVE オリジナルのSE 設計と類似するものです。これによりRE290 とMRE220 は、ドライバー段のより良い位相制御の改善を実現しています。より良い周波数レスポンス、高い周波数帯域における歪率のさらなる低減、負荷インピーダンスに関するより高い安定性。MRE220 は、MRE130 とジュビリーアンプとの間にラインナップされ、この価格帯におけるリファレンスとなる圧倒的な性能を獲得しています。
・信頼性の高いMRE130 と受賞歴のあるRE290 をベースに設計
・KT120 を搭載し、新しく設計されたパワーサプライと出力トランス部により、
真空管アンプでは不可能だったパフォーマンスを達成
・出力パワーは220W RMS(4Ω)、そして300W(インパルスパワー)まで対応
・フルパワー時の出力帯域幅: 20Hz~70kHz
・2.5Ωスピーカーインピーダンスまで安定可能
・オプション: 入力部へのバランス入力トランス搭載が可能
・入力トランスなど、サウンドに影響するグラウンドラインの
高周波数ノイズと高影響のグラウンドループの排除が可能
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