HP300SEはHP300をさらに高性能化したニューモデルです。HP300SEはOCTAVEのプリアンプのラインナップを拡充するものです。
HP300SEは電源供給とラインアンプの出力段の改良によって、様々な入出力機器の接続方法と再生音質において更なる柔軟性を可能にします。独立したXLR入力2系統、RCA入力3系統、モニタリング出力1系統、RCA出力2系統とXLR出力1系統を備えています。
ラインステージの増幅度は3段階に設定が可能。これにより、接続するパワーアンプの増幅度やスピーカーの能率によってHP300SEの音量調整範囲を最適化することができます。
新しく設計されたラインアンプのSN比は極めて高いものです。ノイズは真空管の特性のみならず、プリアンプの個々の電源供給設計と主電源の改良からもたらされました。HP300SEの電源供給は最適な絶縁特性を持つ外部トランスと、本体の精密な超低ノイズの電圧レギュレータ部で構成されています。どちらのシステムも完璧にマッチングし、ラインアンプのノイズも効果的に低減します。
バランス出力は極めてシンメトリカルな出力トランスで実現。高品質なライントランスによってカップリングされています。良質なトランスはパワーアンプへのグラウンド接続を on/off でき、効果的にグラウンドループを除去します。この機能は信号接続時にグラウンドへ流れこんでしまう、AC電源から誘導される不快なハムノイズを軽減するのに一役買っています。XLR、RCAいずれの出力も非常に低いインピーダンス特性を獲得し、5~10mまでのケーブル接続にも悪影響がありません。
ヴィジュアル機器を伴ったシステムプランにも役立つホームシアターバイパス機能があります。HP300SEにはRCAか、XLR入力へのバイパス入力を選択する機能が搭載されています。モニタリング出力はバッファリングされており、外部ヘッドフォンアンプや、録音機器へ接続して楽しむのに最適です。フォノMCはオプションです。
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