Monoamplifier |
Jubilee 300 B Power Amplifier |
Tube Complement |
3 x 300 B / 1 x ECC 82, 1 x EF 800 each Amplifier |
Basic Design |
birch, nutwood or makassar burl
Aluminium silver or Aluminium black |
Options:
直熱三極管の基本的な問題の解決
典型的な50Hz/60Hz ACによるヒーター点火ではハムノイズの存在に悩まされます。DC点火を採用すればハムノイズが低減するのは事実ですが、OCTAVEでは新たな点火手法にアプローチしました。
ヒーター電圧5V/7Hzのパワージェネレータ一を開発し、3本の300Bそれぞれに独立したヒーターシステムとしてAC正弦波で点火する手法を採用。
●この点火システムにより複数の300Bの高度な並列動作が可能となり、ヒーター由来で音質に影轡を及ぼすリップル成分や、ライン入力に混入する各種高周波ノイズを極少化。
●ヒーターシステムおよび電圧は電子制御され、直熱三極管における各種不安定要素を払拭。
●コンデンサーなどの内部パ一ツは厳選したものを採用し、要所に銀線を使用。
旧来の設計手法では実現でぎなかった300Bの新たな音質的可能性が開示され、数多の有名出力管において「女王」と呼ばれてきた真意を初めて実証しました。
新開発アウトプットトランス
300Bモノブロックは、無帰還のパワーアンプです。アウトプットトランスに帰還用のタップを装備するかどうかよりも、トランスとしての完成度を優先させた結果です。従来よりも少ないターン数を採用し、トランスとしてーまとめにする構造と巻線径およびターン数を最適化。無帰遠パワーアンプとして高ダンピングファクタ、極めて低秀な低域再生特性(20Hzまでのフラットレスポンス)を獲得。低域端までの低比率特性を実現しました。
バイアンプ用レベル調整機能
Jubilee 300Bは純Aクラスのモノブロックとして抜群の音質を誇りますが、最大出力は30W
です。もし、広大なリスニングスペースに能率の低いスピーカ一を設置して三極管の魅力に富んだ再生にチャレンジする際には、低域ドライバー用に別途パワーアンプを追加して、より的確な低域再生を目指す場合があるかもしれません。従来のバイアンプ駆動では各帯域のパワーアンプ問のレベル調整が必要ですが、Jubilee 300Bは、低域を受け持つパワーアンプを追加するだけで新たな追加パ一ツを用意する必要はあリません。
●低域を受け持つパワーアンプとJubilee 300Bのゲインを揃えるためのレベル調整機能を装備。
●ゲイン切替スィッチ: Low/High (本体内部)Jubilee 300Bの増幅度をスピーカーの能率によって設定。
※スピーカーの能率が88dB以上と高め、あるいはプリアンプ等の出カレベルが高い場合はLowに設定。
●適切なゲイン配分によリノイズが低減される領域でプリアンプの音量調整ができるため82dB~106dBの範囲で様々なスピーカーシステムと組み合わせることが可能。 |