V80 はOCTAVE 社が送り出す新設計のプリメインアンプです。このアンプは、大きなセパレートアンプを部屋に置くことに抵抗を感じるものの、音楽は好きで、できるかぎりよい音で音楽に浸りたいと願う方々のために開発されました。
この製品がセパレートアンプと比肩しうる音楽再生体験をもたらしてくれることを、OCTAVE は保証いたします。V80 は、一つの筐体で構成されるアンプでありながら、ハイファイシステムにおいて必要とするであろうあらゆる機能を備えています。我々は、このクラスのアンプにおいて類がない、将来を見通したいくつかの機能をも含めました。
パワーアンプ部は、6550Cによるプッシュプル構成の五極管接続であり、周波数特性は20Hz~70kHz。連続出力で65W×2 をギャランティします。設計はV80 のために特別に施されたものですが、その基本的な概念はモノラルパワーアンプであるMRE130 の設計において築かれたものです。
このパワーアンプ部は優れた負荷安定性を持ちます。すなわち、スピーカーのインピーダンス変動も低能率もV 80 の性能には影響を及ぼしません。
OCTAVE 伝統の保護回路も健在です。パワーアンプ内部の高電圧回路とプリアンプ用真空管のためのヒーター回路は、ロジックコントロール内のチェーンに組み込まれます。
出力管理システムは電子回路の保護機能と省エネルギー機能(Ecomode)をコントロールします。電子回路の保護機能は、出力管に流れる電流とドライバー段の動作電圧を常時モニタリングしています。これらの機能は、装置本体をAC電圧の変動を含むいかなる過負荷状況からも保護します(たとえばスピーカーケーブルのショート、出力管の異常、送電線への落雷など)。
プリアンプ部とパワーアンプ部は独立して使用可能なため、将来的なステップアップも容易に可能です。加えてマルチチャンネルプロセッサとの共生が可能なように、専用のボリュームバイパス入力端子を設けました。背面には、専用のヘッドフォンアンプを搭載したヘッドフォン出力端子も設けてあります(50Ω以上推奨)。
また、これまでのOCTAVE 製品になかった機能として、Ecomode 機能を搭載しました(ON/OFF 可能)。動作状況を常時監視して、無信号状態が10分経過したときには自動的にパワーダウンして待機モードへ入ることで、出力管の長寿命化と消費電力の低減を図ります( 無負荷時の消費電力:160W→20W)。
・MRE130で培った真空管増幅技術を継承
・主電源電圧の変動時(-20/+10%)にも、安定した電流供給を行う安定化回路
・整流ダイオードにはショットキーバリアタイプを採用
・マルチチャンネル用バイパス入力、プリアンプ出力、専用アンプを内蔵したヘッドフォン出力を装備
・電子モニタリング&電子保護システム2 重の突入電流保護などのスロースタート機能
・パワーアンプのエコモード機能真空管保護のため、
一定時間の無音時(10 分)にはエコモードへ自動的に切り替わる。
(消費電力無負荷時:160W→20W)また、ヘッドフォンによる聴取時にはこのモードで使用
・自社製トランス自社設計・製造の電磁シールドされたトランスは、
ケース内部に振動抑制のための充填剤を使用
・シンプルで高精度な外装デザイン
・プリアンプ部/パワーアンプ部の独立使用可能
・XLR バランス入力端子(2 番hot)
・オプションでフォノ入力基板(MC のみ)を追加可能(ラインレベルモデル)
・オプションの電源強化ユニットBLACKBOX/SUPERBLACKBOX を追加で接続可能
・高品質な部品を採用ELMA(スイス)製ロータリーSW、Epcos 製コンデンサ
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