■技術詳細
Philosophy
オーディオファイルの中には、ある種のカラーレーションによる演出を好む方もいらっしゃいます。
しかし、これは音楽再生においてサウンドメカニクスが望むものではありません。サウンドメカニクスが求めるものは、音楽の感情表現や、指揮者や演奏者の表現意欲が感じられるような音楽再生なのです。
サウンドメカニクスは、以下の4つの要素を完璧な音楽再生に欠かせないものと確信しています。
1.「ウルトラリニアリティー」
2.「完璧な位相」
3.「ハイスピードおよび高トランジェント」
4.「広帯域特性幅」
サウンドメカニクスの信念に基づいて設計された製品はそれぞれ、リアルな音楽再生を目標としています。
Magnetic Grounding
RF/EMI処理
多くのエンジニアがこの点をないがしろにしています。視聴環境におけるRF/EMIとトランスや供給電源からの電磁界(場)は、ひずみの主な要因となります。高電圧ケーブルを使っている居住者が「癌」になりやすい事例が、何よりも電磁界の影響を証明しています。オーディオ関連製品は更に感度が高く、ダイナミック感、トランジェント、そして音楽のディテールは、RF/RMIや電磁界によって大いに歪んでしまいます。
Magnetic Grounding(TM)
Magnetic Grouding(TM)は、遮蔽における画期的な技術です。これは電気機械学の物理理論に基づいて設計されています。マグネティックグラウンディング層の構造は、大きく分けて吸収層、伝送層の2つの層から構成されています。吸収層は大気中のRF/EMIを吸収し、伝送層はRF/EMIと電磁場をサウンドの再生に影響を及ぼすことのないエネルギーへと変換させます。
マグネティックグラウンディング技術はオーディオ機器のRF/EMIを無限に保護できるので、音楽背景のノイズをなくし、音楽のディテール、ハーモニーやダイナミック感をいっそう高めることができます。
マグネティックグラウンディング技術は、ビデオ機器にも効果をもたらします。
■香港のProduct Council EMC Centerで実施された試験結果(2004/5/24)
Reference Level
2 Performance
Reference Level
1 Performance
パフォーマンスボード
・レベル4のマグネティックグラウンディング技術を採用
・5方向のMulti-Laminor採用
・機械的強度の向上に貢献するQ-Layer(Qレイヤー)採用
・DC1 ダイナミックコントローラー(推奨)
Vibration Control
トランスの共振、電子部分、そして視聴する部屋自体も音楽のリニアリティーと滑らかさに影響を与えてしまうことは周知の事実です。
Vibration Coupling
外部からの振動もカラーレーションの原因の1つです。デリケートな信号を妨げ、さらには複合的な反射による悪影響を与えてしまいます。フィードバック問題に対抗する、あるいは最小限にするために様々な技術が必要となり、適切なカップリングこそがエネルギー伝送を円滑にするのです。
Mechanical Grounding
Grounding(接地)は、機械的にも電子的にもサウンドシステムに関する最も重要な要素です。しかしオーディオ業界では、1990年代後半まで、メカニカルグラウンディング技術の重要性は認識されていませんでした。
Multi-Laminor(TM)の法則
サウンドメカニクスのHi-Fiラックやプラットフォームには、選りすぐりの硬材の板がナチュラルカップリングレシオ(Natural Coupling Ratio: NCR)の下、各々の板にしっかりと敷き詰められています。NCRはマテリアル自体のレゾナンスを取り除き、最も機材に中性な(磁気を帯びていない)支持基盤となり、レゾナンスをオーディオ機器の外へ効果的に伝送します。
〈断面構造(イメージ)〉
●1・11 表面仕上げ/天然ツキ板(ダークオーク色)
●2・10 構造強度支持層/MDF
●3 Multi-Laminor振動低減層(多層)/Wood
●4 マグネティックグラウンディング層(RFノイズ吸収層)/metal
●5・7 インシュレーター
●6 マグネティックグラウンディング層(RFノイズ拡散層)/metal
●8 静電気除去プラットホーム/metal sheet
●9 Q-Layer(振動モード)層
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