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DM-1a 広帯域幅Dreams ドライバー
 
今日のハイエンドオーディオシーンにおいてリボントゥイーターを製造する場合に一般的に用いられる手法は、アルミニウム箔上にエッチングされた回路を、非常に薄い0.025mm 厚のポリイミド(別名カプトン)を振動膜の基材上に配置するものです。ポリイミドは非常に軽量で、耐高温性(180-250℃)、優れた耐久性等の優れた特性を持つ物質です。しかし我々は研究開発の結果、現在のポリイミド基材の質量と硬度では音声再生における完全な振幅運動の実現において、特定の障害を発生する要因となっていることがわかりました。
 
基材の質量をさらに減らして振動膜の振幅追従性を向上させるために、長い研究の後、M&D は基材の厚みを半分にするための特別の技術と工作方法を開発しました。この開発の成功によって、新しいDreams-a シリーズの振動膜においては基材の厚みが0.0125mm しかないポリイミドを使用することが可能となりました。
この非常に薄いポリイミド自体は、高額な生産コストの要因とはなりません。高額な生産コストを呼ぶものは、全製造プロセスにおいて一貫した巧妙な製造技術と製造自体にかかる時間によるものです。しかし、この革新的な進展は、新しいDM-1a Dreams 広帯域ドライバーが、再生可能な帯域幅、トランジェント特性とその再生音質そのものにおいて、元のDM-1 ドライバーから大きな改善を示すことが出来る結果、非常に価値があるということが証明されました。
 
DM-1a Dreams ワイドバンドドライバーは、まず42 個からなる細かな部材が15 ミクロン厚のアルミニウム箔上に取り付けられ、それと0.0125mm 厚のひだがつけられたポリイミド基材を組みわせた上でフレーム上へ固定されます。対称形のリボン配列は、時々刻々と変化する音楽信号を再生するために必要な空気質量を大量に動かすことで、ダイナミックな変動にも細やかな変動にも楽々と追従します。そして、再生帯域の下限を700Hz 未満に伸ばすことができたのです。典型的な1 インチソフトドームトゥイーターと比較しても比較にならないくらい大きな振動膜面積と、10%以下の質量のおかげで、Dreams DM-1a ドライバーは25kHz にも及ぶ高域再生特性を実現しています。すなわち700Hz-25kHz という5 オクターブ再生をたったひとつのユニットで再生することが可能なのです。
また、低いFMD 汚染によって非常に高いSPL 出力は全帯域において保証されます。磁気回路は21 個のネオジウム磁石によるもので、振動膜の形状は湾曲しているため±30 度程度のゆるやかな水平方向の指向性を有していますが、対して垂直方向の指向性は強いので、明快さやイメージンングを阻害する天井や床からの反射による影響は・なくて済みます。
新しいDM-1a ドライバーはオリジナルのDM-1 ドライバーよりもインピーダンスは高くなっており、最高で5.6Ω(±0.3Ω)です。DM-1a は、不要なレゾナンスを持たずに、全帯域において抵抗成分のみで動作します。容量成分、誘導成分を持ちません。この完全なインピーダンス特徴は、非常に安定した動作環境をパワーアンプに提供します。そのため、非常にシンプルでより効率的なクロスオーバーネットワーク設計を容易にします。
DM-1a は平均して85dB/2.83V/1m の能率を持っており、単純なクロスオーバーネットワークを使用してウーファーと簡単に適合させることができます。そのうえ、DM-1a は再生帯域の下限において非常に急峻な遮断特性を持ちます。これは構造的な減衰によるものなので、たとえ入力された信号が700Hz 未満であっても歪を引き起こさず、ノイズが出ることもありません。
DM-1a の形状は、広帯域のドライバーを実現するAMT 技術によって作られた最も先進のものです。厚さ5mmのスチール製のフレームは1.6Kg。外寸はD42mm x H130mm x W144mm で、非常に強固で頑丈です。

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